「家族も巻き込んだチーム医療」 私が那須脳神経外科病院を選んだ理由

急性期病棟 看護師 中山| 好きな言葉「雲の上はいつも晴れ」
地元の茨城県を離れ、栃木県の看護大学へ進学。大学時代に訪れた那須の地を気に入り、「患者さんの回復過程を一緒に看たい」という希望もあって那須脳神経外科病院へ新卒で入職。
▼目次
那須脳神経外科病院を選んだ理由
当院で経験できること
当院で働く魅力
那須脳神経外科病院を選んだ理由
― 最初から最後まで見届けたい
大学は栃木県内でしたが、那須には旅行で来たことがあり、美味しいものが多くて温泉やカフェなどゆっくりできるスポットもたくさんあって、休日が充実できそうなところに惹かれました。
新卒で就職する際に希望していたことは2つありました。ひとつは「最初は外科で経験を積みたい」ということ。もうひとつは、「患者さんの回復過程を一緒に見ていける、ゆっくりと看護ができる環境で働きたい」と考えていました。入院時のつらい状況から脱して、患者さんが笑顔で帰っていかれるのを最後まで見届けたいという思いがありました。
大学の同級生は急性期の病院を志望する人が多かったように思います。大学には附属の病院があり、私も実習で高度急性期の現場を見た時に、キラキラした世界に憧れる気持ちも少しありました。一方で、業務の一つ一つが流れ作業のように感じてしまうこともありました。医療・介護業界の動向を見ても、急性期では在院日数の短縮がますます求められ、私の望むような環境はなかなか難しいのかなと考えるようになりました。
那須脳神経外科病院は地域密着の100床ほどの病院ですが、急性期だけでなく回復期・在宅まで看ることができる病院ということで、私が描く看護師像と近いのかなと考え、就職を決めました。
― いつでも相談できる身近な存在
那須脳神経外科病院は、夜間の診察も受けています。地域に密着したかかりつけ医として、夜中でも患者さん・ご家族が直接病院に電話をかけてこられて相談ができる身近な存在です。そういった地域密着の病院だからこそ、日本で起きている医療の現状を間近で見ることができます。
地域にはご家族と一緒に暮らしている方・独居の方・夫婦で老老介護をされている方とさまざまな方が暮らしています。希望は家に連れて帰りたいけれども、サポートなしではご自宅での生活が続けられないといったケースも多くあります。そういったケースでは、地域で受けられる医療・介護サービスを繋いでいく必要があります。病院だけ、看護師だけでは支えることはできません。市の関係者や地域のケアマネジャーなど多くの方と連携を取り、情報を共有し合って、一人ひとり・一家族ごとに合ったケアプランを考えなくてはいけません。その過程で、自ずと地域に目を向けるという経験につながっています。
当院で経験できること
― 患者さんの頑張る姿からパワーをもらう
急性期看護を経験しながら、患者さんが元気に退院して行かれる場面を見ることができるというのは、那須脳神経外科病院で働いているからこそなのかなと思います。ありきたりですが、患者さんとじっくり関われる。患者さんが元気に家に帰っていくところに立ち会うことができて、「ありがとう」と言っていただける。そういった時間は、看護師をしていて一番嬉しい瞬間です。
80歳90歳のご高齢の方が歩くことを諦めたくない、食べることを諦めたくない、生きることに貪欲に治療やリハビリを頑張っている姿から、私たち医療従事者もパワーをもらっているなと感じます。
― ご家族も私たち医療チームの一員
那須脳神経外科病院で看護師3年目を迎えますが、“家族も含めた看護”がとても大切だなと考えています。
ある寝たきりの患者さんのご家族との関わりが、特に印象に残っています。その患者さんは肺炎を繰り返していて状態はあまり良くはありませんでしたが、娘さんや息子さんが遠方から時間をかけて毎週会いに来られていて、「少しでも長く生きてほしい」と思い入れが強いご家族でした。当時私は1年目でしたが、医療的な面ではまだまだできることは少ないけれど、ケアの部分で私ができることを精一杯やろうと考えていました。そこで、ベッド上でご家族の方と一緒に髪の毛を洗ってあげたり、毎日手浴をしたり、患者さんが好きだったものを少しでも周りに置いてあげたり。私ができることは何かをご家族と一緒に相談しながらケアを行っていきました。そして、患者さんが亡くなられたときにご家族の方から「中山さんと一緒に、入院中に色々してあげられて本当に良かった」と言っていただくことができました。
患者さんが亡くなられたとき、多くのご家族の方が「生きているうちに、もっとあれをしてあげられたら良かった…」と思われることが多いように感じます。でも、そのご家族は、後悔よりもできて良かったことを喜んでいただけました。その出来事が私にとってすごく印象的で、すごく心に残っています。それから私は、“ご家族も私たち医療チームの一員”として考えられるような看護師を目指しています。コロナ禍で、なかなか面会等も思うようにできない状況下ではありますが、ご家族の思いにしっかり耳を傾けて、医師や上司・同僚と相談しながら、ご家族の思いをなるべく受け止められるように、これからも私にできることをしていきたいと考えています。
当院で働く魅力
― ワークライフバランスが取れる職場
急性期から回復期まで広く経験がしたい方、長くじっくり患者さんと関わっていきたい方、ワークライフバランスを重視して自分の時間も充実したいという方にオススメの職場だと思います。雰囲気は非常にアットホームで、私のような若手でも意見が言いやすく、話をしっかり聞いてもらえる点も魅力の一つです。
子育て中の方にも働きやすい職場です。お子さんが体調を崩してしまってお休みしてしまうことがあっても、他のスタッフが協力しあい業務を行っています。「看護師」としてだけでなく、「子育てをする母親」として両立しやすい環境だと思います。将来的に自分が結婚・出産をして復帰したときにも非常に心強いなと感じます。
― 病棟みんなで育てるから新入職者も安心
那須脳神経外科病院では新人看護師にプリセプターが1年間しっかり付いてくれて、評価表をもとに一つずつ段階を追って指導してくださいます。100床ほどの小規模病院だからこそ、周りの方のサポートがとても大きかったと感じます。プリセプターの方だけが新人を見るのではなく、病棟全体で新人を育てるという文化があります。なので、プリセプターではないスタッフが「一緒にやってみようか」と積極的に声をかけてくれて、気にかけてくれます。私も新卒で入職して3年目ですが、プリセプターや先輩スタッフにサポートしていただきながら急性期看護の経験を重ねることができました。そして、将来的には回復期や在宅分野も経験してみたいなと考えるようになりました。
急性期だけではないさまざまな経験ができ、看護師としてのキャリアの幅を広げることができる那須脳神経外科病院に少しでもご興味のある方は、病院見学等でチームの雰囲気の良さを感じてみてください!お問い合わせお待ちしています!
(写真・インタビュー・文:MottoBrand 福井勝雄)
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